体験談#1:ディエタ体験記 クヌーラオ #最終話

体験者のプロフィール
HARUKi(1982年2月生まれ) ヴィジョナリーアーティスト 
少年時代からの憧れであるアマゾンやシャーマニックな世界を体験するため、2011年末、アマゾン横断の旅へ出る。その途上で、シピボ族に出会い大きな影響を受ける。以降、帰国してからも募り続けたアヤワスカへの恋心が実り、2018年、再びシピボ族の元を訪れ儀式三昧の日々を過ごす。

『自分の想像力の源泉を探る』というテーマに2週間、アマゾン地方の森の中で集中できる経験ができたことに感謝したい。そして、こんなテーマを手伝ってくれる植物があるという事にアマゾンの木々とシピボ族の薬用植物の智慧に驚きと畏敬の念を感じている。
今回体験したクヌラオは強烈なわかりやすい作用はなかったが、静かに確実に浸透していって目と手、そして頭へと浄化が進んでいった。

2月1日に自分の描く柄とアヤワスカの木で作ったパイプが似ていることに気づき驚いた。 自分の中でその柄=アヤワスカということで腑に落ちた。
人生の中で無意識的に自分の中にあるものが、目に見える形で外の世界に現れて、今までの人生の歯車がガッチリと噛み合い、自分という存在に体験的理解を深め、魂の物語が進み出す瞬間が、シピボ族のシャーマニズムを体験していると訪れることがある。
魂が決めてきた計画の中に刻まれた瞬間が今ここで現象化される瞬間である。そういうことが否定の余地を許さないほど自分の中で腑に落ちるのが面白いところだ。

期待していてたシピボ族の幾何学模様は出てこなかったが、2月7日に確実に浄化されたことに気づいた。
目薬や手のサウナをしてたこともあるが、ディエタ始まってから目や手の体操をやったり、やたらと目と手に意識がいっていた。
そして11日に頭へと浄化の波がやってきたがその前日と前々日には思考の波に飲み込まれ頭に意識がいっている。まるで汚れを意識化して外に出していたように思える。

 


 

12日のセレモニーでクヌラオの精霊が現れて、自分の胸の中に入っていったのがたまらなく嬉しかった。

 

精霊に宇宙へ連れていってもらい、自分の胸の中へ精霊が帰っていくなんて、なんてロマンにあふれていることだろう。美しすぎる体験だった。自分の中の少年少女が大満足!

 


 

14日には自分の想像力の暴走を客観的に見れるようになっていた。

想像力の源泉とまではいかなかったが、想像力をテーマに自分の人生を振り返り、幼少期時代に身につけたであろう自分の癖に気づき、自分と想像力のお付き合いをよく見つめることができた。

 

人類に与えられた大いなる想像する力。

これからもステキなお付き合いをして世界を創造していきたいと思う。