アメリカ人類学会の学術誌に論文が掲載されました

アメリカ人類学会が出版するジャーナル「Anthropology of Consciousness*」に、論文が受理されました。

8月11日より、オンライン早期公開版が閲覧可能です。

 

タイトルは「How an Onaya Dreams: A Healer’s Affinal Relationship With Plants(邦題:オナヤはどのように夢をみるのか:ある治療師の植物たちとの姻族関係)」。

https://anthrosource.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/anoc.70008

 

本論文は、シピボにおける呪術の構造と夢の役割に焦点をあてながら、治療師による夢解釈をシピボの宇宙観を用いて分析することで、熟練の治療師がどのように植物の精霊を知覚し、関係性を構築するのか?という問いを明らかにしています。

 

*Anthropology of Consciousness(邦題:意識の人類学)は、アメリカ人類学会の一部門である「Society for the Anthropology of Consciousness」が1990年より発刊する査読付きの主要ジャーナルです。

同部門は、1968年に出版されたカルロス・カスタネダの一連の著作群への応答として70年代に創設されました。

人類学者、心理学者、神話学者、考古学者、社会学者、そして人類学的視点から意識を研究するという共通の関心によって結ばれた、志を同じくする研究者・実践者の学際的団体を標榜しています。