呪術師に成る#4 カマロンガのディエタ日記

Day 3

 

朝、マパチョ*を吸う。

カマロンガがまたやって来てフラフラする。

 

頭が麻痺している。

 

アルマンドのセレモニーは失神して宇宙に行く。
蚊帳の中でひたすらじっと寝る。

 

カマロンガは頭を開く。

耳がクリアになりよく聞こえる。

アルマンドが夕暮れに口笛でイカロを吹いている。

 

夕方カマロンガを飲む。夢を見る。

*マパチョ:シャーマンが魔除けや治療に用いる天然のタバコ

 

Day 4

朝食後、カマロンガが効いてきて動き出す。
寝る。ひたすら蚊帳の中。

 

カマロンガは思考を自在に拡張し、自我喪失の状態に出入りする。
死を練習することは自由を練習することである。

 

おそらく私たちが死を恐れる最大の理由は、
私たちが「自分は誰か」を知らないことにあるのだろう。

私たちは個的で、唯一無比で、分離独立した自己というものを信じている。

 

だが、あらためてそれらを深く見つめてみると、その自己というものが、際限もなく集められたさまざまなものに支えられてようやく成り立っていることに気づくはずだ。

 

名前、生涯の記録、伴侶、家族、家、仕事、友人、クレジットカード…。

私たちの身の保証はこのもろくはかないものによって支えられているのだ。

 

では、それら一切が取り去られたとき、「自分は誰」だということになるのだろう。
これら慣れ親しんだ支えを失ったとき、私たちは私たち自身に向き合う。

 

 

Day 5

世界を止める。
人生をより単純化することを学ぶ。

 

思考を整理するととのえる、そこから心の安らぎがもたらされる。
習慣や行動様式は苦しみをもたらす。

 

Day 6

カマロンガのディエタ。

植物にどんどん身体を乗っ取られるようだ。自我崩壊。
アヤワスカで癖と習慣を取る。

−アートワーク–

“yankon-neto”  by Reshin Bima  → http://reshinbimaarteshipibo.blogspot.pe/p/pintura-art.html

シピボ族のアーティストReshin Bimaによる作品です